

いま、7:00~11:00の4時間も放映されていた「最新脳科学ミステリー」という番組が終わりましたが、本当に興味深い内容でした。
左脳を損傷しても、右脳が左脳の働きをするようになったり、脳梗塞で左手か動かなくなった人が、脳からの強い指令で動かせるようになったり。
若年性アルツハイマー病の奥様を見守る旦那様に涙したり、事故で左脳をなくした息子を支える母親と頑張る息子に涙したりしながら、とても興味深く見ていました。
ピアノを弾くには物凄く高度に脳を使いますが、やはり、脳から指に指令を送り、指をどの様に動かすかということを常に意識することが大事だということを実感しました。
後半では、私がYahooブログにいつも書いているような「やる気」についての内容だったり、「うつ病」についての内容だったり、「赤ちゃんの脳の成長」という内容だったり、今日はレッスンが早く終わって英会話もお休みだったので、4時間たっぷり見られました。
番組を見ながら、簡単にメモしたものを、以下に載せますね。
ご興味のある方は、読んでみて下さいね


脳科学ミステリー
2014.2.12
「やる気」
やる気を起こすのは、脳内の線状体という部分。
報酬があるとやる気が出るが、報酬がなくなると、以前よりやる気がなくなる。
土台を削り取るため。
100点取ったらゲームを買ってあげるというと、その時は頑張るが、報酬がなくなると以前よりやる気がなくなる。
報酬で生まれたやる気は、報酬を与え続けないと難しい。
では、物による報酬を与えるのではなく、良い方法は?
それは、褒めること。
自発的にやる気スイッチを持続させること方法は、褒めることが一番。
やる気は、褒めることで出る。
脳は、褒められることも報酬として認めるから。
やる気を持続させるには、物ではなく、褒めることでプライドに報酬を与えること。
その時に大事なのは、言われてやるのではなく、自分の意思で決めてやること。
せっかくやる気になっていても、そこに「やりなさい」と言われると、途端にやる気はなくなるもの。
「うつ病」
うつ病の人は、脳全体の活動が衰えると思われているが、実は脳内で活発に働いている部分がある。
それは、本能として危険や恐怖を感じる扁桃体という部分。
うつ病になると、不安を司る扁桃体の働きが活発になり、マイナスな思考になる。
うつ病の人は、ネガティブの情報を自分に結びつけようとする。
マイナスの感情で自分を否定的に考えてしまう。
そこで、認知行動療法という方法で治す方法がある。
考え方の癖を知り、うつ病を治す。
設定として、例えば、
「終電間近に、上司から残業を頼まれた時」
の答えの表現の練習など。
マイナスな考え方をプラスな考え方に変えていくための練習が必要。
考え方=脳のネットワーク
考え方次第なのだ。
考え方を変えることが、うつ病を治す方法になる。
「赤ちゃんの脳の働き」
胎内で身体を動かすことで脳を成長させている。
胎内では、脳細胞を1分間に25万個も増やしている。
誕生してから、更に脳は著しく発達する。
人間は生まれてから完全に成長するのは、他の動物に比べて時間がかかる。
歩けるようになるまでのおよそ1年、人間の場合、大脳新皮質が特に発達する。
生まれてから1年は、脳細胞が爆発的に成長する。
生後6日、すでに神経細胞が生まれている。
生後7ヶ月では爆発的に神経細胞が発達し、回路を作っていく。
細胞間での情報伝達。
1歳までに脳の回路が一番増える。
それ以降は、いらないものが減っていき、良いものだけが残る。
最新の脳科学では、愛情により脳が発達すると分かった。
脳の成長を妨げるものは、過度のストレス。
過度のストレスを受けると、回路を作ろうとしていた神経細胞が、活動をやめてしまう。
長期間、ストレスを受けると、脳細胞は活動をやめてしまう。
虐待されると、脳に大きなダメージを受ける。
親からの暴言を浴びて育つと聴覚野、DVを受けて育つと視覚野に異常を来たす。
生まれた時から繋がりあおうとする脳。
子供を愛情を持って育てることが、どんなに大事なことか良く分かった。