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Channel: 川添ピアノ教室。湘南・横浜うたのつどい。日々の出来事。
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【動画・解説】ツェルニー100番の40番(大人)と嬉しいメール

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皆様、こんにちは!


午前中は、バタバタと忙しくて、ブログが午後になりました。


今日の湘南は、曇りで寒いです。


今日から2月。


私立中学の受験もありますね。


受験する皆さん、頑張ってくださいね


希望の学校に合格できるようにお祈りしております。



今日は、昨日の記事を読んでくださったピアノの先生お二人から、指導法レッスンのお申し込みがありました。


先月、お申し込みがあり、来週には、また新しく、Skypeレッスンを始める先生もいらっしゃいます。


こうして、どんどん、

「ピアノが大好きになりキチンと身につく指導法」

で教える先生が増えていかれることに、喜びを感じております。


それは、大変僭越ながら、

「世の中に、ピアノが大好きな子供たちを増やしていくことになるのだ」

と信じているからです。


将来、日本の子供たちを救うには、音楽が絶対に必要です。


今後、ますます、イジメ問題や、子供の貧困や、意欲ややる気のない大人になることや、夢のない大人になることなどが、深刻化していくでしょう。


それらは、日本の将来が心配になるマイナスの要素です。


だから、どんどんプラスの輪が広がっていて、大変嬉しく思います。



ところで、土曜日のレッスンでは、石川の第二教室の大人の生徒さんのレッスンで、ツェルニー100番の40番の動画を撮影してみました。


この生徒さんは、ツェルニー100番を、毎回2ページづつレッスンしています。


なので、あと数回のレッスンで、ツェルニー100番が終わり、ツェルニー30番に進みます。


ツェルニー100番は、最後までやる必要はありません。


何故なら、後半は、ツェルニー30番、40番レベルになるからです。


川添ピアノ教室では、ツェルニー100番の53番までで、ツェルニー30番に進むようにしております。


この生徒さん、レベル的には、ツェルニー40~50番ぐらいの実力をお持ちですが、もう一度、基礎からやりたいということで、ツェルニー100番の最初から始めました。


インヴェンションも、全部終わっていらっしゃいますが、以前は、ただ弾くだけのレッスンだったそうで、プレインヴェンションから始めました。


ツェルニー100番は、本当に良い教本です。


この大人の生徒さんも、かなりの実力をお持ちでいらっしゃいますが、

「こんなに深く楽譜を読み取ったことは、ありませんでした!目からウロコです!」

みたいに、感激していらっしゃいます。


知らないことを知ることが出来るのは、人間にとって大いなる喜びなのですね。


一昨日のレッスンでは、ハノン、スケール、カデンツ、アルペジオ、ツェルニー100番、プレインヴェンション、リストの「献呈」をレッスンしました。


「献呈」のレッスンでは、それが、いかに歌になるかを指導しました。


ハノンやツェルニーが、どんどん進んでいくのは、生徒さんにとって、嬉しいことですね。


どんどん花マルになると、やる気もアップしていきます。


もちろん、できないところは、しつこく、徹底的に、レッスンしますよ。


うふふ。


いつも弥勒寺の自宅でレッスンしていたので、この日はディアパソンのピアノでの初めてのレッスン、とても楽しかったです。



さて、このツェルニー100番の40番は、大譜表の真ん中に、「scherzando」と書いてあります。



【スケルツァンド】

scherzando 〔伊〕


【曲想を表す標語】

たわむれるように。

軽快に。

諧謔(かいぎゃく)的に。

元は scherzare で、「遊ぶ」「たわむれる」「じゃれる」「冗談をいう」の意味。


諧謔(かいぎゃく)とは、ユーモアの利いた洒落や冗談のことです。


「洒落、冗談、ジョーク」とほぼ同義の意味があります。


スケルツォのことを「諧謔曲」とも言います。


スケルツォは、急速なテンポでの三拍子や気分の突然な変化を特徴とした器楽曲で、快活な曲調でおどけた印象を与えます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ツェルニー100番の40番は、軽快な2拍子のスケルツァンド。


A-B-A' という単純な構成になります。


Bの部分は、b-b'という形になっています。


2段目の最初、bの部分は「f (フォルテ: 強く)」と、書かれていますが、b'では「fp (フォルテピアノ: 強く弾いたのち弱く)」と書かれています。


つまり、「最初だけフォルテで、すぐにピアノになる」ということですね。


そして、A'では、pp ( ピアニッシモ)になっています。


なので、b’の最後はディミヌエンド(だんだん弱く)します。


Aの最後や、A'の最後には、ふたつの音にスラーがあり、ふたつ目の音にスタッカートが書かれています。


ふたつの音にスラーがあるときは、ふたつ目の音を弱く弾きます。


この曲の場合、そのふたつ目の音を、弱く、そして軽く弾きます。


A'の最後は、とても弾きにくいところです。


「ラーファ・ソーレ・ラード・♭シーミ・ファ・ラ・ファ」の、ところですね。


これは、左手のポジションの移動を素早くすることと、右手を見ないで弾けるようにすることが大切です。


「ラーファ」が、「ラーミ」と5度になりやすいので、そこは6度に広げて弾きます。


「ラーファ」は、6度、

「ソーレ」は、5度、

「ラード」は、3度、

「♭シーミ」は、逆行の5度と、

ふたつの音の音程を理解して演奏するのがコツです。



では、ツェルニー100番の40番の、一昨日のレッスンでの演奏をお聞きください。



川添ピアノ教室「ツェルニー100番の40番」大人

http://youtu.be/MmOlQ3lVz7s





いつも、とても楽しそうにピアノを演奏していらっしゃいます。


この曲も、楽しい曲です。



ところで、昨日は、ブログに、ツェルニー100番の32番の解説を載せましたが、指導法レッスンのお申し込みの他に、大人の生徒さんから嬉しいメールが届きましたので、ご紹介しますね。



「レッスンお疲れ様です。

今日の雅恵先生のブログは、

『わあ~!まさしく、いつも私が指摘されいる事が、そのまま書かれている? 』

と思いました

32番は最近をもらったので、まだ比較的新しい自分の記憶と楽譜をみながら、雅恵先生の説明を読みました。

『そうだった!そうだった!』

と何度も頷いてしまいました

そして、最近気がついたのですが、和音のレガートで雅恵先生が、例えば、

『2を上げる 』

といった時に、私は必ず上げる と言われている指を、面白いぐらいに押さえたままなのです。

ヒェ~

無意識にしているところをみていると、今まで次に同じ音がある和音を弾くとき同じ音をタイで弾いていたのかなと?

雅恵先生がブログに書かれていると言う事は、レガートって、それだけ難しい事なんだなと思いました。

ピアノを再開した時に基本から習いたいと思い、ご縁があり雅恵先生に出会えて改めてよかったなと

そして遅れ馳せながら(だいぶ)、そういう基本を教われている事に感謝しています

あっ!教える雅恵先生は大変だと思いますが…(-_-;)

心中お察しします

きっと、こういう基本の積み重ねで綺麗な音色でピアノの演奏ができるようになるのでしょうね

ブルグミュラーもとても興味深く読ませて頂きました。

今日のブログは永久保存版にして、たまに読み返さなくてはと思いました


以上。


うふふ。


嬉しいメールを、ありがとうございました


こちらの大人の生徒さんは、ブルグミュラーの「アヴェ・マリア」と、カッチーニの「アヴェ・マリア」を、とても素敵に演奏してくださいました。


ブルグミュラーの「アヴェ・マリア」にも、和音をつなげて演奏するところがあります。


スラーがついている和音ですね。


タイにならないように、かつ、切れないように、つなげて演奏するのです。


いろんなYouTubeを見ても、それを理解できていない人がほとんどだと感じます。


なので、今後、たまに、ブログに、動画と共に、曲の解説として、奏法を載せていこうと思いました。


まず、頭で分かっていることが大切です。


そして、それから、耳で自分の音を良く聴き、演奏していきます。


どんな音色にしたいかを決め、構成や和声を見て、音楽的で感性豊かな演奏ができるように仕上げていきます。


感覚だけで演奏するのは、右脳を使います。


でも、感覚的なものだけに頼ると、一番肝心な

「キチンと演奏すること」

が、抜け落ちてしまうでしょう。


だから、感覚的に、なんとなく弾けるのではなく、右脳と左脳をバランス良く使うんです。


そのためには、まず左脳を使い、論理的に楽譜を読み取った上で、右脳を使い、感性豊かな作品へと仕上げていくと良いですね。


やがて、右脳と左脳が、同時に使えるようになっていくでしょう。


感性を磨くためには、いろんな経験をすることですね。


人間は、

「経験したことしか、イメージすることはできないから」

です。


例えば、ドビュッシーの「雨の庭」など、フランスのシンメトリックな庭園に降る霧雨のイメージで演奏しますが、その場面を見たことがなければ、イメージすることは難しいでしょう。


そんな時は、写真を見てみるのも、ひとつの方法ですね。


ただ、イメージとは、ひとりひとり違うのです。


どんな感覚を持つかは、ひとりひとり違うから、

「こんな感じで」

と言っても、それは伝わりにくいのです。


感覚的なレッスンだと、たとえ長い時間レッスンしていただいても、

「一体、なにが言いたかったのだろう?

この時間は、なんだったんだろう?」

と、腑に落ちないまま、納得できないまま、終わってしまいます。


何故なら、

「感覚は、ひとりひとり違うから」

です。


だから、生徒には、不満が残るのですね。


不満とは、満たされないこと。


イメージは、ひとりひとり違うから、永遠に満たされないままのレッスンになってしまうのです。


例えば、芸大の先生でも、一回のレッスンで、4~5冊を持っていって、その全てを見てくださる先生もいらっしゃいますし、ほんの4小節で1時間が終わってしまう先生もいらっしゃいます。


(因みに、芸大では、一回のレッスンは、ひとり1週間に1時間と決まっています。)


例えば、単純に計算して、60分のレッスンで、5冊なら、1曲にかける時間は10分ちょっと。


それでは、ただ弾くだけで終わってしまうと思う人もいるでしょうが、それで、ワンポイントアドバイスをもらえれば良いのですね。


やがて、

「1を聞いて10を知る」

ようになっていくのです。


それが、60分のレッスンで、たったの4小節では、どうでしょうか?


5曲のレッスンを終わらせるのに、一体、何時間かかるのでしょう。


なので、かける時間ではなく、内容が大事なのだと思います。


私は、一回のレッスンに、沢山の内容をレッスンすることで、生徒さんの能力は無限大になると思ってレッスンしています。


まさに、「1を聞いて10を知る」ということです。


一回のレッスンに、例えば発表会やコンクールの曲だけ、たったの1曲では、せっかく大きく伸びる生徒さんの能力が、伸びなくなってしまうのですね。


もちろん、イメージを持って演奏することも、大切です。


でないと、テクニックだけの機械的な演奏になってしまいますから。


ただ、表現するためにはテクニックも必要ですし、基礎は本当に大切です。


基礎とは、ハノンや、スケールやカデンツやアルペジオだけではありません。


ピアノの基礎とは、

「楽譜に表記されていることをキチンと読み取り、それをピアノで表現できるようにすること」

なのです。



ピアノに関わる皆様が、毎日、心から喜んでピアノに向かわれることを、いつも願っております。


では、今日は、この辺で失礼致します。


今日は、14:20~21:10まで、石川の第二教室でレッスンです。


そろそろ支度をしますね。


今日のレッスンも楽しみです。


いつも皆様の幸せをお祈りしております。


川添雅恵


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子供の発表会
6/26(日)テアトルフォンテ

湘南うたのつどい
2/18(木)14:00~藤沢市民会館
3/3(木)14:00~藤沢市民会館

横浜うたのつどい
2/29(月)10:00~本郷台リリス
3/28(月)13:00~本郷台リリス

うたのつどいキッズ
2/14(日)10:30~村岡公民館
3/20(日)10:30~村岡公民館

色んなアイディアが、どんどん浮かびます。

楽しくてワクワクすることが、幸せを引き寄せます。

これからもひとりでも多くの人がピアノや音楽が大好きになれるよう楽しい企画を考えていきますね。

藤沢市弥勒寺4丁目 川添ピアノ教室 川添雅恵 090-9814-6519

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